毎日自分の時間がない…
何か動き出したいけど、長続きしない…
そう日々実感している方は多いのではないでしょうか?
かく言う私も、主婦・母になって今日この日まで、いついかなるときも時間に追われてきました。
そのため、この「時間の生成」について、頭の隅ではずっと考えていたと思います。
しかし、頭で考えていれもなかなか行動に起こせず、あっという間に毎日は過ぎていきました。
今日はそんな過去の私のように苦悩しているあなたへぴったりの一冊を紹介します。
- 時間が足りない…と日々感じている
- どうやっても時間が早く過ぎ去っていく
- 人生の時間を有意義に使いたい
- いつも時間に追われている
- 「しかたない」が口癖
では、以下よりご紹介していきます。
限りある時間の使い方
今回はオリバー・バークマン著「限りある時間の使い方」を解説していきます。
ジャンル | 自己啓発・マインド 生産性・時間管理 |
著者 | オリバー・バークマン |
出版社 | かんき出版 |
出版日 | 2022年06月22日 |
「限りある時間の使い方」の著者
著者は、イギリスの全国紙「ガーディアン」の記者として、外国人記者クラブの若手ジャーナリスト賞などを受賞した気鋭のライターであるオリバー・バークマン氏です。
前作『解毒剤 ポジティブ思考を妄信するあなたの「脳」へ』は世界中で話題になりました。
そんな著者の最新作である本書は、NYタイムズやウォールストリートジャーナルでも絶賛され全米でベストセラーとなっています。
日本でも23万部突破のベストセラーとなり、ひろゆき氏など多くの著名人も大絶賛。
- 『週刊文春』(2022年11月3日号)「ベストセラー解剖」に掲載(2022/11/02)
- YouTube「サラタメさん」で紹介されました(2022/11/01)
- YouTube「フェルミ漫画大学」で紹介されました(2022/09/05)
- YouTube「両学長 リベラルアーツ大学」で紹介されました(2022/09/02)
- webサイト「telling,」で紹介されました(2022.08.24)
- webサイト「東洋経済オンライン」で紹介されました(2022.08.17、23、29)
- YouTube「本要約チャンネル」で紹介されました(2022/08/03)
- webサイト「ダイヤモンドオンライン」で紹介されました(2022.07.25)
- 本の要約サイト「フライヤー」で紹介されました(2022.06.13)
この本を読めば、あなたの時間に対する見方が変わります。
そして、日々あっという間に過ぎていく時間を有効に使うことができるようになるでしょう。
時間の使い方が変われば、あなたの人生は間違いなく今より充実するはずです。
「限りある時間の使い方」の要点3つ
本書の要点はまとめると以下の3つです。
- 時間は有限であり、人生は思っている以上に短い
- 私たちは、時間をコントロールすることで未来をコントロールできると信じているが、それは幻想にすぎない
- 時間をうまく使ったといえる唯一の基準は、限られた時間と能力のなかで、やれることをやったかどうか
では、以下で詳しく説明していきます。
人生は4000週間しかない
人生は自分が思っているよりも短いものです。
その事実は、誰もが理解しているにもかかわらず、意識することは少ないですよね。
もし仮にあなたが80歳まで生きるとしても人生はたったの4000週間だと本書では説いています。
つまりは30歳の人に残されている時間は約2400週間ということになりますね。
しかし、体感はもっと短いはずです。
なぜなら、あなたは年々1年が過ぎ去ることを早く感じているのではないでしょうか…?
そんな限りある時間をいかにして有効に使うかが、人生が好転する鍵となります。
時間を完璧にコントロールできるという幻想
前述した通り、誰もがこの限られた時間を有効に使いたいと思っています。
そのため私たちは、今この時間を効率的に過ごさないと済まなくなっている状態にあるのをご存知ですか?。
例えば、あなたは暇ができるとすぐにネットやSNSを開き、多くの情報に触れようとしているはずです。
これは、暇という概念そのものを恐れ時間を潰そうとしている傾向の1つとのこと。
では、なぜ私たちはこのような行動に出るのでしょうか?
本書ではその理由を「目の前の何かに没頭していれば現実的な問題から目を背けることができるから」だと指摘しています。
そして、現実的な問題に向き合わないことで私たちは後々「あのとき、こうしていればよかった…」と後悔することになるとも予言されているのです。
効率化すればするほど「やりたいこと」が膨らむ
しかしながら、私たちは常に自分ができることよりも多くのやるべきことに迫られています。
時間を作り出そうにも、日々のタスクの追われ、1日はあっという間に過ぎていきますよね。
そして、やりたいことも山程あり、どれから手をつけていいかわからないまま、日々の疲れを理由におざなり…ということは多々あることでしょう。
そんな人のために明日から、いや、今日からできるタイムマネジメント術を以下にまとめました。
ぜひ活用してみてください。
「限りある時間の使い方」におけるタスク
本書で提案されている自分の時間を生み出す方法は以下の8つです。
- 全部できるという幻想を捨てて目標を絞る
- 時間の取り分をとっておく
- 10分/日を毎日コツコツと
- 完璧主義を捨てて今すぐ動き出す
- スマホの機能は必要最低限に
- できなかったことではなくできたことに着目する
- 誰かと時間を共有する
- ぶつかった問題もろとも楽しむ
この記事では、私も実践していることで3つに絞って、解説していきます。
時間の取り分をとっておく
1つ目は「時間の取り分をとっておく」です。
例えば、自分が何か達成したい目標があるとします。
しかし現状、そこに使う時間が捻出できていないのが問題ですよね。
そこで時間もお金と同じように先取り貯金しておくことをおすすめします。
私がまず最初に取り組んだことは、自分の時間の使い方を円グラフに起こすこと。
その際におすすめなのが以下のアプリです。
このアプリは無料で使用することができ、円グラフで時間を管理できます。
円グラフだと視覚的に予定を把握しやすく、自分の空き時間が一目瞭然です。
その他にも、カレンダー機能や目標・日記機能、ToDoリストまでついているので、1つのアプリで何役も担ってくれます。
上記アプリ等で自分の時間を入力すると、何をして過ごしているのかわからない空白の時間が出現することでしょう。
その時間を先取りして自分の時間として取り分をとっておくのです。
余った時間で何かを行おうとしても絶対余らないので、お金も時間もまず1番大事なところへ投資すべきなんですね。
10分/日を毎日コツコツと
とはいえ、最初からはりきって「毎日8時間勉強するぞ!」と意気込んでしまう人がいますよね。
私がまさにその類の人で、三日坊主を絵に描いたような…というか以前は三日続けば御の字でした。
そんな私がなぜ継続できたかと言うと、毎日継続することだけを考えていたからでしょう。
例えば【腹筋50回/日を毎日続ける】という目標を立てたとします。
しかし、ときにはやりたくない日ややる気のない日がもちろんあります。
そんなときは、10回でもOKとします。
とにかくやったという事実が大事なのです。
特に最初は生活習慣を変えることに時間がかかるので、少しずつコツコツと増やしていけばいいと考えます。
早くに結果を求めてしまい最初から急アクセルを踏みたくなるのですが、まずは、続けることを重視してみましょう。
完璧主義を捨てて今すぐ動き出す
やはり何ごとも完璧に進めていきたいというのが、人間の心理です。
現代はすぐにSNS上で評価されてしまう時代なので「自分には才能がないのではないか…」「批判されるのではないか…」と臆病になりがちだと思います。
しかし、その考え方から抜け出さずにいると行動できない無駄な時間を何年も過ごし、後悔することになるでしょう。
ここで重要なのが、スケジュール管理です。
「必ずこの日までに完成させる」と期限を決め、時間内でできるところまで準備したら勇気を持って行動するということ。
その際、自分の中で例外はなしとしましょう。
自分との約束が守れない方は、誰かに宣言したり、それが達成できる環境に飛び込んでみましょう。